源氏物語六百仙 27 篝火 かがりび あがめいし崇石
Genjimonogatari Roppyaku-sen 27 Kagari-bi
Firelight By Agameishi
光源氏 36歳 太政大臣
玉鬘君 21歳
285 琴の枕
ことの まくら 1200x900x5
The Koto as a Headrest
------- 源氏物語六百仙 27 篝火 -------
Genjimonogatari Roppyaku-sen 27 Kagari-bi
Firelight
夕風が涼しく吹きはじめた頃、源氏は今日も玉鬘姫君のもとを訪れ一日中和琴を教えていた。
玉鬘が疲れた様子でふたりは琴を枕にして休んでいた。
目を閉じている玉鬘の頬は篝火の炎で赤く揺らめき艶な様子が源氏を苦しめて虜にし、ため息を
もらしては呼吸を整えて、いつまでこうしていられるだろうと夜の更けるまで
玉鬘の側を離れず過ごした。
篝火 かがりび
*年齢は推定です